研究課題/領域番号 |
07558027
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 東洋学園大学 |
研究代表者 |
浅野 博 東洋学園大学, 人文学部, 教授 (10015943)
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研究分担者 |
松浦 浩子 嘉悦女子短期大学, 経済学科, 助教授 (70199751)
飯野 一彦 群馬工業高等専門学校, 助教授 (80159574)
高井 収 小樽商科大学, 言語センター, 助教授 (60206703)
小原 平 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10266603)
鈴木 広子 神奈川大学, 外国語学部, 助教授 (50191789)
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キーワード | 異文化理解 / マルチメディア / ビデオ教材 / 語学学習 / デジタル編集 / CD-ROM / 映画 / L. L. |
研究概要 |
本年度は、本研究グループがこれまで研究してきた基本的な映像教材作成に関する構想に基づいて、映画2本を選び、2つのグループに分かれて教材を作成した。教材作成にあたっては、1.映像視聴前の予備情報の把握、2.言語理解、3.非言語情報や情意情報の理解、4.異文化理解を中心に構成することとし、研究分担者が全員、1、2レッスンを担当し、パソコン通信、会合を通して作業情報の報告および作業内容の検討を行った。 まず、第1グループは、NECマルチメディア工房において、デジタル映像編集のための「メディア100」というソフトの使い方と様々なパターンの編集の可能性を模索しながら、各レッスンの映像編集を行った。また、第2グループは、「エクスパンデドブック」「サウンドエデイット16」「ビデオショップ」等のソフトを使って、CD-ROMに書き込む教材を編集した。それぞれの教材は、編集と並行して試験的に授業で実践し、問題点を明らかにして、必要な部分は改良した。編集したビデオとテキストを使った授業の一例を関連学会で紹介した(藤枝他、1995)。 現在までのところ、パイロットスタディとして作成した教材の完成により、映画という一般向けの映像をどのように語学教材に応用できるかという点が、かなり明確になった。しかし、また一方で、異文化理解をテーマにするためには、補助教材としての文献、写真、映像などをもっと充実させる必要があること、さらにそれをいかに編集するかに関して課題が残った。また、映像そのものに関しては、デジタル化した動画はさらに予想を越えるメモリーを必要とし、第2グループが担当したCD-ROM教材では、テキストと静止画中心のプログラム設計を行わなければならないことがわかった。
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