研究課題/領域番号 |
07558035
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
喜連川 優 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (40161509)
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研究分担者 |
中野 美由紀 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30227863)
金子 悟 富士通, ファイル事業部, 部長
高木 幹雄 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30013113)
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キーワード | ディスクアレイ / マルチメディア / ファイル管理 / ファイル編成 |
研究概要 |
次世代マルチメディア情報サーバの主役を担うディスクアレイ記憶装置に関し、新しい記憶管理方式を導入することにより、アレイ内に存在する多数台のドライブを一様に活性化し、その潜在能力を完全に引き出すことで次世代超高性能ディスクアレイアーキテクチャを提案することを本研究の目的とする。 ディスクアレイに於いて最も重要な技術はその記憶管理を司るボリュームマネジャであり、前年度、ホットミラーなる新しい手法を創案するに至った。本年度は提案手法の実装アルゴリズムを詳細に検討するとともに、シミュレータを作成することにより、その評価を試みた。すなわち、階層間ブロックマイグレーションアルゴリズムならびにディスクドライブ群負荷均衡化技法、フリーブロック均衡化アロケーションアルゴリズム、記憶容量に最小化したブロックマッピングテーブル実装法など各種設計を詳しく検討した。シミュレーションにより、評価を行うことにより、従来方式に比べ、並列度を抽出することで、大幅な性能向上を達成可能であることを通常動作時に加え、障害回復動作時に於いても定量的に明らかにすることができた。 シミュレーションには莫大な時間を必要とし、本格的なマルチメディアアプリケーションを想定した評価に関しては、今後更に研究を進めてゆきたいと考えている。
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