研究課題/領域番号 |
07558037
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応募区分 | 試験 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
稲垣 康善 名古屋大学, 工学部, 教授 (10023079)
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研究分担者 |
河口 信夫 名古屋大学, 工学部, 助手 (10273286)
馮 速 名古屋大学, 工学部, 助手 (90262881)
結縁 祥治 名古屋大学, 工学部, 助手 (70230612)
坂部 俊樹 名古屋大学, 工学部, 教授 (60111829)
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キーワード | 可視化 / 書換え計算 / 視覚化 / プログラミング環境 / 並行計算 / プロセス代数 / 関数型言語 / プログラム変換 |
研究概要 |
本年度は、書換え計算の可視化と並列計算の解析技法に関する研究を統合して、書換え計算プログラミングの視覚的支援環境を構築した。研究を行なった項目を以下に挙げる。 1.並行計算の可解析手法の可視化とプログラミング支援環境の実現 COSに基づくプロセスの並行通信計算を視覚的に表示し、編集できるプログラミング支援環境を構築した。また、グラフ上で、テスト等価性に基づきプロセスの等価性を判定する手法について研究を行なった。 2.項書換え系の等価性判定手法と、支援ツールの実現 動的項書換え計算(DTRC)に基づき、項書換え系の等価性を自動的に判定するための手法と、等価性判定のためのツールを実現した。 3.書換え計算のためのプログラミング支援環境の実現 書換え計算における計算は、書換え関係によって表すことができるため、プログラムの書換え関係の視覚化手法を提案し、その可視化ツールを実現した。また、書換え計算を生のデータではなく、理解しやすい形質で視覚化するために、中間実行に基づいて書換えによる変異を用いた可視化を可能にするプログラミング支援環境を関数型言語であるSML/CML/eXeneを用いて実現した。 これらの研究は、様々な研究集会で発表され、意見交換を行なった。
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