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1996 年度 実績報告書

機能メモリ型並列プロセッサを用いた計算機システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07558039
応募区分試験
研究機関京都大学

研究代表者

田丸 啓一  京都大学, 工学研究科, 教授 (10127102)

研究分担者 吉田 豊彦  三菱電機, システムLSI開発研究所, 主事
小林 和淑  京都大学, 工学研究科, 助手 (70252476)
MOSHNYAGA Va  京都大学, 工学研究科, 講師 (40243050)
小野寺 秀俊  京都大学, 工学研究科, 助教授 (80160927)
キーワードFMPP / 機能メモリ / 超並列処理 / 光通信 / 高速バス
研究概要

本研究は,機能メモリ型並列プロセッサFMPPを用いた並列計算機システムを開発する事を目的とする.ここで用いるFMPP LSIは昨年度既に試作が完了している.開発したLSIは単体での並列計算能力を有しているが,その並列度は低く,多数のチップを並列に動作させる事でその処理能力を向上させなければならない.また,チップ単体では,既存の計算機とのインタフェースもとりにくい.本研究では,FMPP LSIを並列計算機として動作させるための,チップ間の通信方法や,チップの制御方程式等の検討を行った上で,最適な並列計算機システムの構築を目的とする.
本年度は以下のように研究を進めた.
高速一致検索,ボード間通信法の開発を行ない,プロセッサボードの設計試作,実験を行なった.本システムのホスト計算機として,ワークステーションを導入した.
1.複数チップにわたる高速な一致検索方法の開発
ここでは,光通信を用いた高速な一致検索法を開発した.光は高速に信号の加算(OR)を行なうことが出来る.この性質を利用して複数のチップ上にまたがる一致検索信号のあるかないかを高速に求める手法の開発を行なった.(小野寺,Moshnyaga,吉田)
2.ボード間通信の方法の開発
FMPPを用いた多数のプロセッサボードを効率良く動作させ,プロセッサ数に比例した処理能力を得るための,プロセッサボード間の通信方法の検討を行なった.具体的には,ハイブリッド通信方式を用いたバスによるボード間通信の方法を検討した.(小林,小野寺,吉田)

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] K.Tamaru: "A Global Routing Algorithm for Analog Circuits Using a Resistor Array Model" Proc.of the 1996 IEEE International Symp.on Circuits and Systems. 4. 667-670 (1996)

  • [文献書誌] K.Tamaru: "Estimation of Short-Circuit Power Dissipation and Its Influence on Propagation Delay for Static CMOS Gates" Proc.of the 1996 IEEE International Symp.on Circuits and Systems. 4. 751-754 (1996)

  • [文献書誌] 小林和淑: "ベクトル量子化用機能メモリ型並列プロセッサFMPP-VQの設計" 第9回回路とシステム軽井沢ワークショップ論文集. 1. 353-358 (1996)

  • [文献書誌] V.Moshnyaga: "A Placement Driven Methodology for High-Level Syn-thesis of Sub-Micron ASIC's" Proc.of the 1996 IEEE International Symp.on Circuits and Systems. 4. 572-575 (1996)

  • [文献書誌] H.Onodera: "Timing and Power Optimization by Gate Sizing Considering False Path" Proc.of the 6th Great Lakes Symp.on VLSI. 1. 154-159 (1996)

  • [文献書誌] 小野寺秀俊: "高精度アナログ素子を用いない電流モード循環型A/D変換回路" 情報処理学会DAシンポジウム'96論文集. 96. 31-34 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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