研究課題
本年度は、最終年度である研究の総括ならびに評価を行なった。ATMネットワーク(オンラインユニバ-シティネットワーク)については、TCP/IPプロトコルの性能が理論値まで出せるようなウィンドサイズ制御アルゴリズムを考案し、その評価を行ない、目的を果たしたことを実証した。またネットワーク制御プログラムについては、2年間の運用を通じて問題のないことを確認し、実用性を検証した。ルーターについては、高性能化するための並列技術を確立し、並列計算機に実装して評価した。また、QoS制御については、必要な帯域の確保技術と、確保不能のときに要求側をスケーラブルに帯域縮退する技術を開発して、実証した。また応用については、遠隔授業システムを開発し実装して、実際の授業に適用してその実用性を実証した。さらに、マルチメディア応用としてニュース検索や音楽検索など、マルチメディア検索システムを構築し、実証評価した。以上の成果は、それぞれ技術報告書、プログラムなどとして公表し、必要な要求に応えられる状況である。
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