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1995 年度 実績報告書

地震防災を目的とした地震動情報の即時伝達システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07558058
研究種目

試験研究(B)

研究機関京都大学

研究代表者

入倉 孝次郎  京都大学, 防災研究所, 教授 (10027253)

研究分担者 岩田 知孝  京都大学, 防災研究所, 助手 (80211762)
久家 慶子  京都大学, 理学研究科, 助手 (50234414)
釜江 克宏  京都大学, 原子炉実験所, 助手 (50161196)
篠崎 祐三  京都大学, 工学部, 講師 (80026236)
堀家 正則  大阪工業大学, 工学部, 助教授 (80221571)
キーワード1995年兵庫県南部地震 / 強震観測 / リアルタイム地震学 / 地震動予測 / 数値シミュレーション / 波形インバージョン / WWW
研究概要

本研究は大地震,都市直下地震が生じた際に地震動の強さを早期に評価,伝達するリアルタイム地震防災システムを構築するために,対象地域を限定して強震観測網からのデータ取得から地震学,応用地震学,建築,土木工学の研究者が共同して地震動を即時検出・評価し,その破壊力の空間的分布を高精度で予測し,災害拡大を軽減するするために必要な情報を,早期に必要なユーザに伝達するシステムの構築することを目的としている.平成7年度では,テストサイトとして大阪盆地及びその周縁域を想定し,関西地震観測研究協議会の展開する強震観測網を利用したデータ通信に関する基礎実験,強震データベースを用いた震源情報推定手法に関する研究,波動論に基づいた波動シミュレーション手法に関する従来の手法の整理,検討,地下構造情報の収集,についての以下のような検討を行った.
(1)地震記録自動収集装置を導入し,地震動記録の収集及び複数の地震観測装置に対応できるようにソフトウエアの開発を行った.
(2)地震記録自動収集装置を用いて地震発生後各地点の最大振動値を早期に収集転送するためのソフト,ハードウエアシステムの導入と改良を行った.
(3)ポケットベルを用いての地震動情報早期伝達方法の実験を行った.
(4)震源装置,規模,メカニズムを早期に決定する手法を検討した.
(5)各観測点の地震動情報から,確率的,経験的,波動論的手法により面的な地震動の再現手法についての検討と,伝達システムとしてのWorld Wide Webの利用に関する検討を行った.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Pitarka, A. and K.Irikura: "Basin structure effect on strong ground motions in the Los-Angeles during the 1994 Northridge earthquake" Bull. Seism. Soc. Am.86(in printing). (1996)

  • [文献書誌] Toki, Irikura, and Kagawa: "Strong motion records in the source area of the Hyogoken-nambu earthquake, January 17, 1995, Japan" J. Nat. Disas. Sci.16-2. 23-30 (1995)

  • [文献書誌] 久家 慶子: "地震メカニズム論の変遷" 地震ジャーナル. 19. 26-32 (1995)

  • [文献書誌] Sugito et al.: "Crrection of orientation of borehde strong motion array records obtained during the south Hyogo earthquake of Jan. 17, 1995" Structural Eng. Earthq. Eng.12. 51-63 (1995)

  • [文献書誌] 山本みどり・岩田知孝・入倉孝次郎: "釧路地方気象台における強震動と弱震動に対するサイト特性の評価" 地震2. 48. 341-351 (1995)

  • [文献書誌] Furumura and Takenaka: "2.5D modeling of elastic waves using the pseudospectral" Geophys. J. Int.124(in press). (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2014-05-20  

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