研究課題/領域番号 |
07558103
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
石浦 正寛 名古屋大学, 理学部, 助教授 (20132730)
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研究分担者 |
石野 良純 宝酒造株式会社, 中央研究所, 主任研究員
近藤 孝男 名古屋大学, 理学部, 教授 (10124223)
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キーワード | ルシフェラーゼ / 色突然変異 / 生物発光 / リアルタイムモニタリング / 遺伝子発現 / シアノバクテリア |
研究概要 |
1)発光バクテリアVivrio harvehyi由来のルシフェラーゼ遺伝子luxABに突然変異を誘起し、発光色の異なる変異体の分離を試みた。多コピープラスミドpUC7にluxAB遺伝子を組み込んだプラスミドpLAV1をミューテーター大腸菌に遺伝子移入し、菌を25、30、37℃でそれぞれ一晩液体培養することにより、luxAB遺伝子に突然変異を誘発した。菌体からプラスミドを精製し、通常のrecA大腸菌HB101に再び遺伝子移入し、アンピシリン入りの寒天プレート上にまいて37℃で一晩培養してトランスフォーマントコロニーを形成させた。このコロニーの発光量と発光色を多プレートコロニー発光自動測定装置で測定し、数万コロニーをスクリーニングして発光色変異体を探索した。発光しないクローンや発光量の落ちたクローンは多数見つかったが、発光色の異なるものはまだ得られていない。 2)これと並行して、既に発光色変異が知られているホタルのルシフェラーゼ遺伝子lucを二発光色同時測定に利用することを進めている。現在、ホタルのルシフェラーゼ遺伝子を組み込んだ藍色細菌用のプラスミドを作製している。完成すれば、藍色細菌に遺伝子移入し、先ず発光を確認する。十分な発光が得られれば、発光色の異なる変異体遺伝子二種を用いて、発現の異なる二つの遺伝子の発現を波長の異なる二種の光として同時に測定する予定である。
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