1)既に発光色変異が知られているホタルのルシフェラーゼ遺伝子lucを二発光色同時測定に利用することを進めている。現在、ホタルのルシフェラーゼ遺伝子を組み込んだ藍色細菌用のプラスミドを作製し藍色細菌に遺伝子移入して、発光を確認しつつある。十分な発光が得られれば、発光色の異なる変異体遺伝子二種を用いて、発現の異なる二つの遺伝子の発現を波長の異なる二種の光として同時に測定する。 2)これと並行して、細胞内のCa^<2+>濃度変化を発光クラゲの発光タンパク質aequolinをコードするaequoin遺伝子を利用して藍色細菌で測定しつつある。ルシフェラーゼレポーターで時計オペロンの遺伝子発現を測定し、同時にCa^<2+>濃度変化をaequoin遺伝子を利用して測定することにより、オペロンの遺伝子発現とCa^<2+>濃度変化との関連の有無を明らかにする。
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