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1996 年度 実績報告書

大型建造物建設における景観評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07558154
研究機関名古屋大学

研究代表者

安田 孝美  名古屋大学, 情報文化学部, 助教授 (60183977)

研究分担者 曽山 豊  (株)中部電力, 情報システム部, 主任研究員
横井 茂樹  名古屋大学, 情報文化学部, 教授 (20115744)
キーワードコンピュータ・グラフィックス / CAD / インタラクティブ / 仮想現実 / 景観
研究概要

GWS(Graphic Work Station)上においてできるだけ効率よく大規模な仮想空間を構築することが可能な実時間対話処理による仮想都市景観設計システムの開発を行った。また、仮想環境を対話的に設計するために必要な各種基本機能の開発も併せて実施した。具体的な研究実績の概要を以下に示す。
(1)景観作成システム
景観を構成する樹木、建物などの都市の部品を3次元的に容易に設計し、配置するためのものであり、対話的に設計された景観データはすべて景観データベースに保存される。これらの操作はすべてGWSの画面に表示された構築中の空間の3次元投影像上から対話的に行うことができ、従来の建築CADのような2次元的な操作はそれほど必要としない。これは本システムが建造物の正確なデザインが目的ではなく大型建造物を含む広範囲な景観を評価するためのものであるため、3次元CG画像から直接景観を作成することができるようにしたことによる。
(2)景観体験システム
作成された都市景観を仮想現実感によって体験させるものであり、仮想都市内での視点の移動方法を切り替えることによりさまざまな状況からの都市の景観評価を行うことができる。
(3)景観データベース管理システム
景観データベースを管理し、作成システムと体験システム間での景観データの授受を行う。景観データとしては以下のものを管理している。
a)物体形状、b)テクすチャ座標、c)グループ情報、d)描画属性
(4)仮想環境操作システム
仮想環境で建造物を配置したり、その建造物を手に取るように操作することができるように各種対話操作のための基本機能の開発を行った。具体的には、弾性物体との対話操作、振り子状物体との対話操作、データグローブによる仮想手による操作、力フィードバックを考慮した対話操作、について検討した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 今井和彦: "仮想空間操作に基づく都市景観構築システム" テレビジョン学会誌. 49・10. 1324-1330 (1995)

  • [文献書誌] 藤井哲也: "実時間対話処理による仮想都市景観設計システム" 電気学会論文誌C. 116・1. 36-42 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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