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1997 年度 実績報告書

マルチメディアにおける符号化技術の応用実験システム

研究課題

研究課題/領域番号 07558168
研究機関早稲田大学

研究代表者

平澤 茂一  早稲田大学, 理工学部, 教授 (30147946)

研究分担者 稲積 宏誠  青山学院大学, 理工学部, 助教授 (00168402)
田島 正登  富山大学, 工学部, 助教授 (20251879)
西島 利尚  法政大学, 工学部, 助教授 (70211456)
鴻巣 敏之  早稲田大学, 理工学総合研究センター, 嘱託(研究職) (60257194)
松嶋 敏泰  早稲田大学, 理工学部, 教授 (30219430)
キーワードベイズ符号 / モデル選択 / 有歪データ圧縮 / 限界距離復号法 / 軟判定復号法 / ARQ方式 / たたみ込み符号 / シグネチャ方式
研究概要

本年度は、最終年度であるので、当初の研究計画に対する実績を示す。
(1)情報源符号化の中でテキストを対象としたデータ圧縮の問題について(1)MDL基準に基づく符号とベイズ符号の符号長の理論的比較及び、この成果を用いたモデル選択問題への応用を図った。(2)ベイズ符号に対する計算量低減の近似最適アルゴリズムの開発を行った。ベンチマークテスト、実在するファイルなどに適用し良好な結果を得た。音声・画像などを対象とする情報縮約の問題についてトレリス符号を用いた源符号化アルゴリズムの提案、実用に耐える符号表の作成とその評価実験を行った。
(2)通信路符号化の問題では(1)ブロック符号についてBCH限界を越える復号法、その軟判定復号法の開発を行った。計算量の点からも実用に耐える復号の方式を見出した。(2)たたみ込み符号についてViterbi復号法とシンドローム復号法の関係を明らかにした。また、ARQ方式への適用を図りリスト復号による低符号化比率で優れた性能をもつ方式を明らかにした。(3)誤り訂正符号のLSIのテスト方式への応用として並列演算によるシグネチャ生成法を明らかにした。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 田島正登、瀧田啓司、河崎喜司郎: "QLI符号のSSTビタビ復号を用いた符号トレリスの縮退化" 電子情報通信学会論文誌A. Vol.J80. 1574-1578 (1997)

  • [文献書誌] Masato Tajima,Keiji Takida,and Zenshiro Kawasaki: "Bidirectional syndrome decoding for binary rate (n-1)/n convolutional codes." IEICE Transactions on Fundamentals. (採録決定).

  • [文献書誌] T.Kohnosu,T.Nishijima,and S.Hirasawa,: "On the minimum distance of binary concatenated codes." IEICE Transactions on Fundamentals. E80-A. 922-923 (1997)

  • [文献書誌] T.Kohnosu,T.Nishijima,and S.Hirasawa: "On the minimum distance of concatenated codes and decoding method up to the true minimum distance." IEICE Transactions on Fundamentals. E80-A. 2111-2116 (1997)

  • [文献書誌] 斎藤幹也、浮田善文、松嶋敏泰、平澤茂一: "矛盾を含む知識の取り扱いについての一考察" 人工知能学会誌(1996.3.29受理). vol.13. (1998)

  • [文献書誌] 小林学、松嶋敏泰、平澤茂一: "Berlekamp-Masseyアルゴリズムを用いたBCH限界を超える復号法の計算量について" 電子情報通信学会論文誌. vol.J80-A. 1554-1558 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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