研究課題/領域番号 |
07558189
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
高村 秀一 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (40023254)
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研究分担者 |
佐藤 徹 愛知電機株式会社, システム開発本部, 主幹研究員
桜井 桂一 愛知県立大学, 文学部, 教授 (30115571)
御手洗 修 九州東海大学, 工学部, 教授 (00181925)
大野 哲靖 名古屋大学, 工学研究科, 講師 (60203890)
上杉 喜彦 名古屋大学, 理工科学総合研究センター, 助教授 (90213339)
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キーワード | 核融合 / トカマク / 光熱流プラズマ / 交流 / インバータ電源 / 単純トーラス / プラズマ-壁相互作用 / 電流駆動 |
研究概要 |
完全交流トカマク運転の実現 40kHzPWM電流制御によるIGBTインバータ電源を用いることによりプラズマ電流600A,フラットトップ6ms,dwell timeのほとんどない60Hz完全交流トカマク放電を実現した。トロイダル磁場は定常約0.1T、周回電圧約10V、電子密度〜1×10^<18>m^<-3>、電子温度<15eVである。 高運転責務長時間トカマク放電の実現 プラズマ電流950Aで電流のフラットトップ6ms、運転責務50%の単極トカマク放電を連続で1分間維持することに成功している。この際、真空容器内の水素ガス圧力の興味深い時間発展が得られており、長時間放電における水素リサイクリングとの関連でその解析を行っている。 トーラス型光熱流プラズマの発生 環状装置の二つのポート間(長さ約16cm)に渡した炭素製棒状ヒーターに同心上に同軸円筒型に加工したLaB_6を多数貫通した傍熱型熱陰極を開発し、これを水平面に対して5.5°の傾きを持たせアルゴンガス中で放電を行うことに成功した。放電電流2A、ガス圧力5×10^<-4>Torr、トロイダル磁場0.086T、垂直磁場4.5×10^<-4>Tにて、プラズマ密度7.2×10^<18>m^<-3>のプラズマを定常的に生成することができた。
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