研究課題/領域番号 |
07558239
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
西村 正彦 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (20073661)
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研究分担者 |
森 政之 浜松医科大学, 医学部, 助手 (60273190)
日合 弘 京都大学, 大学院・医学研究科・医学部・基礎病態学, 教授 (10073131)
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キーワード | リコンビナント近交系 / QTL解析 / 遺伝解析 / 血液生化学値 / 肺腫瘍抵抗性遺伝子 / インスリン抵抗性 / 血清脂質 |
研究概要 |
SM/JとA/J系を祖先系統とする26系統からなるSMXAリコンビナント近交系(RI)の系統維持を行い先年度に引き続いて、マイクロサテライトマーカー以外にRLGS法を用いたDNAマーカーにより系統間分布表(SDP)を更に拡充し、RI系統間に存在する体重、血液性状、臓器重量、血液生化学値における基礎調査を行い下記の結果を得た。 1.SM/JとA/J系の間で遺伝的多型を検索した結果、unchor lociとして213マーカーを確定したうえ、restriction landmark genomic scanning(RLGS)法により187マーカーを加え、合計400lociからなるStrain distribution patterns(SDPs)を確立した。 2.肺腫瘍抵抗性のSM/J系と高感受性A/J系とのA/J系との間のRI系におけるウレタン誘発肺腫瘍発生率を調べた結果SMXA24系は4つの感受性遺伝子がすべてA/J系由来であるにもかかわらず肺腫瘍発生率はSM/J系に次いで低かった。SMXA24系が強力な抵抗性遺伝子を有すると仮定して、SMXA24とA/J系のF1にA/J系を戻し交配し、肺腫瘍発生率を調べQTL解析を行ったところ新しい肺腫瘍抵抗性遺伝子を第12染色体上に見出し、Par3と名付けた。 3.各RI系統について70日齢において、血清脂質(中性脂肪、総コレステロール、リン脂質及び血中インスリン)を測定した結果、肥満高血糖、高インスリン血症、低耐糖能、低インスリン分泌能、インスリン抵抗性を示す2系統(SMXA5,SMXA9)を見出した。
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