研究課題/領域番号 |
07558250
|
研究種目 |
試験研究(B)
|
研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
吉村 昌弘 東京工業大学, 工業材料研究所, 教授 (10016826)
|
研究分担者 |
岡本 健吾 三菱マテリアル(株), 中央研究所, 研究員
黒沢 尚 東京逓信病院, 整形外科, 部長
井奥 洪二 山口大学, 工学部, 助教授 (60212726)
|
キーワード | 水酸アパタイト / ウィスカ- / 水熱合成 / 複合材料 / 生体活性セラミックス / リン酸三カルシウム |
研究概要 |
当初に計画した研究目的、研究計画・方法に対し、以下の点が達成された。 1)水酸アパタイト(HAp)ウィスカ-を水熱合成法により作製することに成功した。 2)HApウィスカ-の組成と形態を制御することができるようになった。 3)水酸アパタイト(Ca10(PO4)6(OH)2: HAp)ウィスカ-をHApのマトリックスに均一に分散することにより、靱性が向上することが確認された。 4)リン酸三カルシウム(Ca3(PO4)2: TCP)をHApに被覆する技術が確立された。 5)HA及びTCPの生体外での生体化学的評価を疑似体液を用いて行い、両資料ともに骨類似のアパタイトを析出することを確認し、試作予定の複合材料は生体活性であることが示唆された。 以上のことから、生体骨に類似した機械的特性を持つ生体活性な人工骨を作製できると予想される。
|