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1995 年度 実績報告書

平面透過光像を利用した高速光CT装置の試作

研究課題

研究課題/領域番号 07558253
研究種目

試験研究(B)

研究機関広島県立保健福祉短期大学

研究代表者

梅田 徳男  広島県立保健福祉短期大学, 放射線技術科学科, 助教授 (40142319)

研究分担者 大家 重明  摂南大学, 工学部, 助教授 (20176853)
里村 裕  大阪工業大学, 工学部, 助教授 (00162511)
大沢 昌彦  住友電工, バイオメディカル研究部, 主査
稲本 一夫  大阪大学, 医学部, 教授 (00068446)
稲邑 清也  大阪大学, 医学部, 教授 (90203207)
キーワードリアルタイム光CT / 平面透過光像 / 画像再構成 / 無侵襲光CT / 断層像
研究概要

光CTに関する研究は、生体組織の強散乱性による散乱光の分離除去が最大の問題点であり、大別して、空間的分離法と時間的分離法とが試みられている。
本研究者らは新しい無侵襲な分光的計測法を利用し、高濃度散乱媒質中の光伝搬の解析を通し、拡散性散乱媒質の透視実現の可能性を拓くこと、ならびに光による人体透視装置にいたる基礎技術を開発し、これらに基づいて臨床応用を目指した実験装置の開発を行おうとするものである。以下に本研究の対する研究実績を示す。
1.透過光取得・・・通常光を用いた透過光強度のデータ取得はすでに終わった。ファントムを18°ずつ1回転させた20の平面透過光強度を測定し、平面透過光強度のデータとした。
2.レーザを光源とした透過光取得・・・透過光源をレーザとした場合の1.と同様なデータの取得の準備は、受光部分の一部を除いてほぼ終了した。受光部分は屈折光や散乱光を除き、直接光のみを収集することがデータの信頼性が高まるので、その部分の治具の作成準備をしている。
3.透過光解析・・・1.で示したように、レーザ光での透過光強度のデータの取得が不完全であるために、これまでに得られている通常光を用いた平面透過光データを用いて、断層像を得るための解析を行った。ファントム底からの高さ位置を任意に設定した場合、その高さ位置に相当する平面透過光データのみを抽出し、そのデータからその高さ位置で断層像を再構成した。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 梅田 徳男: "H1S/R1S/PACSのテクロノジ-アセスメント" 日本医用画像工学会誌. 14. 89-96 (1996)

  • [文献書誌] 梅田 徳男: "医療情報システムと画像物理工学関係の動向" INNERVISION. 11. 37 (1996)

  • [文献書誌] 堀中 博道: "散乱媒質透過光における準直進光成分の抽出法と光CTへの応用" 日本赤外線学会研究会資料. 31-39 (1996)

  • [文献書誌] 稲邑 清也: "医用画像の遠隔診断" 画像電子学会誌. 24. 365-371 (1995)

  • [文献書誌] 稲本 一夫: "大災害と放射線医療" INNERVISION. 10. 35-36 (1995)

  • [文献書誌] 大家 重明: "非線形クラッドを持つ光導波形デバイス" 電子情報通信学会技術速報. OPE95-133. 79-84 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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