• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

着衣時の温熱生理学的解析用直接カロリメーターの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07558265
研究種目

試験研究(B)

研究機関神戸女子大学

研究代表者

平田 耕造  神戸女子大学, 家政学部, 教授 (70110624)

研究分担者 須山 とも子  神戸女子短大, 食物栄養科, 助手
中西 正恵  神戸女子大学, 家政学部, 講師 (20248115)
キーワード直接カロリメーター / 衣服内温度 / 衣服内湿度 / ゆとり量 / 熱流計 / 温熱生理学
研究概要

本研究では人の上肢をモデルとして、着衣時の熱移動を温熱生理学的に解析できる直接カロリメーター(熱量計)の開発を目的として行った。本年度は、ステンレス製の熱量計外殻部(外寸430x430x735mm:内寸330x330x650mm)を製作し、内面に購入したサイズ310x310x0.7mmで、感度約0.05mV/(W・m^<-2>)をもつ熱流計(ヒートセンサー:MF-160D)9枚を両面接着テープで貼り付け、全てを直列に接続した。熱量計内部温は恒温水槽で温度調整された水を、水流ポンプにより送水し一定温(15〜40℃)の保持が可能である。熱量計内部へ送る空気は、購入したポ-タブル湿度校正器(神栄C-1)により調湿したものを、一旦チューブを介して恒温水槽内を通過させ、エアポンプによって送気する方法を採用した。この方法により熱量計内部空気の温・湿度も可変となった。さらに、扉部には直径150mmの円形穴があり、ここから上肢を熱量計内へ挿入し、内部に設けたステンレス製支持台に手・腕部を置き安楽にできるようにした。扉部の円形穴と腕との間隙には、スポンジシートを詰めることにより断熱した。衣服のゆとり量は、腕部周囲に高さの異なるスペーサーを配し、その上から布を巻く方法で可変とした。以上のように、所期の目的である着衣時の温熱生理学的解析用直接カロリメーターを開発できた。温度維持や断熱性の面で、今後さらに詳細な検討が必要である。

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi