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1995 年度 実績報告書

臨界実験による原子炉中性子スペクトル可変場の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07558282
研究種目

試験研究(B)

研究機関京都大学

研究代表者

代谷 誠治  京都大学, 原子炉実験所, 助教授 (80027474)

研究分担者 相沢 乙彦  武蔵工業大学, 原子力研究所, 教授 (70016848)
北田 孝典  大阪大学, 工学部, 助手 (60263208)
竹田 敏一  大阪大学, 工学部, 教授 (30116058)
宇根崎 博信  京都大学, 原子炉実験所, 助手 (40213467)
キーワード中性子スペクトル / スペクトル可変場 / 臨界実験 / 京都大学臨界集合体実験装置 / 中性子束分布 / 核計算 / 光ファイバー検出器 / 反射体
研究概要

今年度は科学研究費補助金の内定通知が10月24日に届くという状況であったので、購入した4入力マルチチャンネルスケーラ、ワークスティション、光ファイバー検出器走査制御装置及びデータ収録装置、サンプルチェンジャー用データ収録装置等の設備備品を今後の研究のために整備して動作可能な状態とし、若干の予備的実験と実験解析を行うのが精一杯で、本格的な研究の展開は来年度以降に持ち越さざるを得なかった。他方、これまでに京都大学臨界集合体実験装置(KUCA)において蓄積してきた、炉心部の減速材対燃料体積比を変えて炉心中性子スペクトルを変えながら反射体中の炉心に隣接する一部領域の材質を変えて行われた、原子炉中性子スペクトル可変場の開発に関連した臨界実験とその解析については着実に進展しており、京都大学原子炉実験所のアニュアルレポートに論文が掲載されるとともに、1996年6月と9月に開催される2つの国際会議に予備的な研究成果を発表する予定となっている。これらの予備的な研究成果は、主に放射化ワイヤーを用いた中性子束分布測定に基づくものであり、臨界実験結果と核計算結果の比較を主とするものであった。今年度、新たに導入した光ファイバー検出器を用いた中性子束分布測定がこの種の研究に非常に有効な手段であることが、上述の今年度行った若干の予備的な実験で確認されており、今後の研究の進展が期待される。実験解析や設計計算については、ワークステイションの導入により、これまで主として行っていた決定論的手法に基づく拡散計算や輸送計算は勿論のこと、モンテカルロ計算が手軽に行える環境が整備されたので、今後の研究の進展が期待される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] S. Matsuura, S. Shiroya, H. Unesaki, T. Takeda et al.: "Measurement and Analysis of Reaction Rate Distributions of Cores with Spectrum Shifter Region" Annual Reports of the Research Reactor Institute, Kyoto University. 28. 1-12 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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