研究課題/領域番号 |
07559001
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
落藤 澄 北海道大学, 工学部, 教授 (50001152)
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研究分担者 |
浦上 晃一 北海道大学, 理学部, 教授 (20000870)
長野 克則 北海道大学, 工学部, 助教授 (80208032)
太田 幸雄 北海道大学, 工学部, 教授 (00100058)
横山 真太郎 北海道大学, 工学部, 助教授 (90002279)
神山 桂一 北海学園大学, 工学部, 教授 (90001148)
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キーワード | 古タイヤ / 熱貯蔵 / 活性炭 / 帯水層 / 蓄熱 / 焼却残渣 |
研究概要 |
本年度は2つの実験を行った。1つは帯水層による蓄熱実験であり、他は活性炭の性能試験である。以下にそれらの内容と成果を記す。 1.帯水層による熱貯蔵の実験装置の建設と蓄熱実験 古タイヤ焼却炉である北広島町の帯水層の熱貯蔵実験は継続して行うが、本年度新しく札幌市厚別区山本地区に帯水層の実験施設を建設し、平成7年11月から注入試験を行っている。 新しい帯水層は深さ約60m、厚さ約12mの砂層にあり、装置は平成7年9月から約2カ月をかけて設置した。装置は帯水層井戸2本、観測用井戸3本、温水注入・汲み上げ装置、熱交換器、クーリングタワーおよび計測器から構成されている。 約20m離れた井戸から毎分15lの地下水を汲み上げ、熱交換器で10℃から約30℃まで加熱した後、帯水層井戸から注入される。すでに3カ月が経過しているが、順調に自然注入が行われており、合計約2000m^3に達している。平成8年3月中旬から、熱回収を開始し、蓄熱効率を求める予定である。 2.タイヤ焼却残渣の活性炭性能試験 北海道立工業試験場にある小型タイヤストーブを用いて、硫黄酸化物と窒素酸化物の除去性能試験を行った。その結果、ある程度の除去率は得られたものの、それぞれの除去率は10〜20%の範囲内であった。今後は面風速と滞留時間を系統的に変えた実験および北広島町にある実大の古タイヤ焼却施設に設置された活性炭の除去率測定を行う予定である。
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