研究課題/領域番号 |
07559011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 東京工業高等専門学校 |
研究代表者 |
鈴木 孝 東京工業高等専門学校, 情報工学科, 助教授 (50249760)
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研究分担者 |
志村 哲 大阪芸術大学, 芸術学部・音楽学科, 講師 (60226264)
坪井 邦明 千葉職業能力開発短期大学校, 情報技術科, 講師
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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キーワード | マルチメディア / データベース / 楽器 / 音楽学 / 民族音楽学 / インターネット / WWW |
研究概要 |
1.昨年度に、データ作成が完了した東京芸大小泉文夫記念資料室所蔵楽器目録の内容の確認作業を行った。楽器名に始まり、音域等の諸データや解説文に問題が多々あることが指摘され、主として音楽学関係の専門家により、確認修正作業を集中的に行った。世界の民族や言語を扱っているため、楽器名の表記などの判断が難しく、さらにそれらを計算機上にどのように表示するかが問題となり、今後の課題となった。 現在、日本語版、英語版ともはぼ確認修正作業を終え、入力済みのデータに反映させる計画である。 2.インターネット上での公開方法の検討を行った。現在、音楽学関係者10数名程度には公開しており、データの内容や使い勝手等を試しているところである。1が終わり次第、公開する予定となっている。窓口は東京芸大小泉文夫記念資料室が当たり、当面はパスワード付きでアクセスする計画である。 3.上記データを手元のパソコンで高速にアクセスすることを目的に、CD-ROM化した。その結果、英語版、日本語版とも、MacとWindowsパソコン上で読めるようになった。機種依存をなくすためJAVAを用いた検索プログラムを開発した。 4.研究分担者の「尺八データベース」のインターネットサーバー上での構築の検討を行った。 5.以上の成果を、情報処理学会音楽情報科学研究会と日本音楽学会全国大会のシンポジウムで発表を行い、問題点や今後の課題などの有意義な意見を得ることができた。 6.より高度な検索を目指して、関係データベースを用いた研究を行った。周辺国や同義語などからの検索も行えることを確認した。さらに、JAVAを用いて、より使い勝手がよく高機能なインターネットとのインターフェースの検討を行った。
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