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1996 年度 実績報告書

病弱児のセルフケア行動の形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07610110
研究種目

基盤研究(C)

研究機関筑波大学

研究代表者

小畑 文也  筑波大学, 心身障害学系, 講師 (20185664)

研究分担者 村上 由則  宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (90261643)
キーワード病弱児 / 小児慢性疾患 / セルフ・ケア行動 / インフォームドコンセント / 腎炎・ネフローゼ / 喘息 / 血友病
研究概要

平成8年度は本調査の実施を行なった。小畑は病弱児の病気に関する知識に加え、自己の身体の機能、メタ認知に関する調査を実施し分析した(一部は分析中)この結果、小学校年限だと小学5〜6年の間に、病気、身体に関する知識が増加するとともに構造化されてくるという知見を得た。村上は少数事例の追跡研究から発作的疾患の場合、かなりの程度で発作を予期し、そのための対処行動をとることが認められたとしている。以上の結果から、自然の状態(つまり特別な教育をしない)では、小学校中学年以降において本人に対してのインフォームド・コンセントが得られセルフ・ケア行動も形成が比較的容易であることがわかった。反面年少児に関しては特別な教育が必要であり、一見理解しているようでも表面的な知識にすぎないことも明らかになった。今後はこの年少児に対するセルフケア行動の形成に関して実験的調査を試みたい。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小畑 文也: "病弱養護学校の養訓における「病気の理解」について(発表予定)" 日本特殊教育学会発表論文集. No35. (1997)

  • [文献書誌] 村上 由則: "病弱児のセルフ・ケア形動の形成に関する縦断的研究(発表予定)" 日本特殊教育学会発表会論文集. 35. (1997)

  • [文献書誌] 小畑文也: "教職教養 障害児教育" 五十嵐信哉 池田由紀江 中村満喜男 藤田和弘 吉野公喜 編著 コレール社, 250 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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