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1996 年度 実績報告書

戦後日本における家族問題の生成と変容

研究課題

研究課題/領域番号 07610185
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪市立大学

研究代表者

畠中 宗一  大阪市立大学, 生活科学部, 助教授 (10141855)

キーワード家族問題 / 富裕化 / 私事化の肥大化 / 規範の希薄化
研究概要

1今年度は、インセスト事例及びその趨勢の分析から、「プライヴァタイゼーションの肥大化と規範の希薄化」という命題に関する仮説構築を行った。その具体的成果は、日本社会病理学会編『現代の社会病理』XIに発表した。
2過去2年間の研究において、富裕化社会の家族問題の多くは、「私事化の肥大化と規範の希薄化」という文脈のなかで生起していることが検証されつつある。子どもに限定した関連の論議は、単著『子ども家族福祉論・序説』(高文堂出版社)としてまとめた。
3「私事化の肥大化と規範の希薄化」という社会現象が、既存の家族支援システムにどのような影響を与えつつあるかについては、最終年度の研究で明らかにしていきたい。
4加えて、「私事化の肥大化と規範の希薄化」という社会現象は、「健康な家族」(=Healthy Family)とは何かという新しい課題を提起しているが、このことについても一定の考察を行う予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 畠中宗一: "インセスト・タブ-の希薄化に関する仮説構築にむけて:プライヴァタイゼーションの肥大化との関連で" 現代の社会病理. XI. 73-85 (1996)

  • [文献書誌] 畠中宗一: "子ども家族福祉論・序説" 高文堂出版社, 221 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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