研究概要 |
1)先行研究として 口承史学の手法により,児童福祉関係の歴史を研究したものとして秀逸な業績として,スティーブン・ハンフリーズの“Hoaligans or Rebels? An Oral History Working-Class Childfood and Youth 1889〜1939"が見い出された.本著は,エセックス大学,マンチェスターポリテクニック,エイボン・カウンティー資料館所有の「口承史記録集」に所収されている記録の分析からなされたものである.口承史学についての方法論を吟味するために,英国口承史学関係資料の収集を継続している. 2)資料集収 福祉施設利用者の聞きとり資料の収集,座談記録等の収集を継続している.記録されたデータは乏しく,困難であるが,中では,東京市特殊尋常小学校記録誌における座談会記録が優れている.
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