研究課題/領域番号 |
07610305
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研究種目 |
一般研究(C)
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
松田 直 群馬大学, 教育学部, 教授 (60099942)
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研究分担者 |
川住 隆一 国立特殊教育総合研究所, 室長 (20124208)
原 美智子 群馬大学, 教育学部, 教授 (60096625)
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キーワード | 重度・重複障害児 / 運動負荷 / 呼吸状態 / パルスオキシメーター |
研究概要 |
1.トランポリン上での子どもの体の揺れを量的に測定するために、購入した測定機器(加速度トランスデューサ、加速度ヘッドアンプ)等を用いて、予備測定を行った。その結果、揺れの大きさ(運動負荷の大きさ)を3次元で客観的に捉え得ることが明らかになった。 2.パルスオキシメーター(PULSOX-8)で測定した記録を現有のパソコン(NEC PC-9801Vm)で分析することが可能になった。 3.15人の対象児について、背臥位での安静状態から座位へ移行させて係わった場合、トランポリン上で背臥位で揺らした場合、トランポリン上で座位で揺らした場合、水分や栄養の経口摂取を促した場合などの運動負荷条件で、呼吸状態の測定をパルスオキシメーターを用いて行った(ビデオカメラでも録画)。 4.対象児ごとに障害状況、運動負荷、呼吸状態の関連について検討を加えた。運動負荷が加わっても、呼吸状態がほぼ安定している事例もあったが、座位を数分間続けたり、トランポリンで緩やかに10-20秒間揺らすだけで呼吸状態が悪化する事例もあった。特に呼吸状態が悪化しやすい事例については、小さい運動負荷、中程度の運動負荷、やや大きい運動負荷の3段階を続けて測定を継続している。平成8年度のデータと合わせて研究結果を発表する予定である。
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