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1995 年度 実績報告書

現代日本人のアフリカ観の形成

研究課題

研究課題/領域番号 07610317
研究種目

一般研究(C)

研究機関立教大学

研究代表者

栗田 和明  立教大学, 文学部, 助教授 (10257157)

キーワードアフリカ観 / 日本人 / マスコミ / スポーツ / 旅行
研究概要

本年度は3年計画の初年度にあたる。2年度、3年度に向けて、作業のルーティン化のために情報の収集を定性的におこなった。設備面ではパソコン、VCR等を導入して既存のデータベース利用の環境を整えた。
本年度、具体的に情報の収集を試みた媒体は、新聞、新聞社系の週刊誌、スポーツ誌、女性向けの雑誌、音楽雑誌、旅行雑誌、テレビ報道などである。本年度はこれらをシステマティックに選択し、走査することはできなかったが、それぞれの媒体の特性と、今後の取り扱いにあたってのいくつかの留意点が明らかになった。
たとえば、(1)旅行誌におけるアフリカは、一般にいうブラックアフリカではなく、ほとんどがエジプトを指している。他のマスコミ媒体ではブラックアフリカがアフリカ大陸全体の記事の中で主体になっているので、旅行誌と他のマスコミ媒体との相互の比較をすすめる場合の留意点としなければならない。また、(2)アフリカ関係の情報が量的にも少ないこととあいまって、関心の高い事件が起こると伝えられる内容がそこに集中しやすい。本年度はルワンダ、エボラ、またスポーツ分野ではほとんどサッカーであった。一方、全人種選挙後の南アフリカ、タンザニアの選挙、ナイジェリアの軍政府の動きなどはあまり注目されなかった。これらの集中して伝えられる内容と数量を、全体の統計の中でどのように評価していくかは今後十分な検討が必要であろう。
本年度得られた知見をもとに、2年度はシステマティックな作業をすすめたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 栗田和明: "ニャキュウサ人の訪問活動と移動-空間認識の理解への試み-" 『リトルワールド研究報告』. 12. 1-27 (1995)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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