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1995 年度 実績報告書

利尻・礼文島とモネロン島における先史文化の比較考古学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07610414
研究種目

一般研究(C)

研究機関北海道開拓記念館

研究代表者

野村 崇  北海道開拓記念館, 学芸部, 学芸部長 (40113469)

キーワード利尻島遺跡 / 礼文島遺跡 / モネロン島遺跡 / 放射性炭素 / 年代測定
研究概要

1.利尻・礼文島において、戦前に刊行された先史時代遺跡発掘報告書の収集と、それにもとづく遺跡分布図の作成をおこなったが、戦後調査分は、次年度に持こされた。
2.利尻・礼文島出土の先史時代遺物を所蔵している筑波大学、早稲田大学、国立民族学博物館へ出張し、出土資料の写真撮影、実測図作成等の集成調査をおこない、あわせて出土状況等の調査をおこなった。
3.礼文島浜中2遺跡を中心とする礼文島北部遺跡の分布調査をおこなった結果、遺跡の形成年代(縄文中・後・晩,続縄文,オホーツク,擦文)によって、遺跡の占地にある一定の傾向のあることが判明。これは、生業と関係すると考えられる。同じ方法で、礼文島南部、利尻島、モネロン島の遺跡分布状況を、平成8・9年で調査する。
4.サハリンの考古学者S.V.ゴルブノフ氏から提供されたモネロン島キタコタン、ウス遺跡の^<14>C年代の測定を京都産業大学でおこなったが、1960±50年B.P.と現代の数値が出て、期待した年代は得られなかったが、サハリン中部、ワイダ山メドヴェジェフ洞窟(新石器時代初期)の年代は、6.180±90B.P.の年代を得ることができた。
5.以上、本年度の調査・研究から得られたデータを分析・検討し総括を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野村 崇: "近年発掘されたサハリン州先史時代遺跡^<14>C年代について" 北海道開拓記念館研究紀要. 24号. 67-74 (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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