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1996 年度 実績報告書

奈良県古墳出土鏡の再検討

研究課題

研究課題/領域番号 07610416
研究種目

基盤研究(C)

研究機関奈良県立橿原考古学研究所

研究代表者

清水 康二  奈良県立橿原考古学研究所, 調査第2課, 主任研究員 (90250381)

キーワード銅鏡
研究概要

本研究の第一の目的である銅鏡の写真資料集成については、約200面を新しく写真撮影している。従来の写真は専門の技術者が一定の条件下撮影したものでない点で不満があった。しかし今回、専門の写真技師に撮影を依頼したために、ほぼ同一条件での撮影、資料化が可能になった。所蔵量の多い機関は、宮内庁書陵部と、東京国立博物館であるが、現在資料調査の交渉中である。調査が許可されれば、合計320面ほどになり、残る県内各所を中心とした資料を撮影していく作業となる。仮に撮影許可が降りない場合も、ポジフィルム、紙焼きを購入することで代用し、平成9年度中には奈良県出土鏡の写真資料のほとんどを集成できると考えている。
写真資料のコンピューターへの画像入力は未だ手つかずの状況である。当研究所の画像処理システムが来年度に変更されることが予定されており、その終了を待って入力を開始したいと考えている。
地名表については、国立歴史民俗博物館が作成したものが現在のところ最も整備されており、これに近年の発掘資料、遺漏資料を加える作業を行っている。現在のところ10例ほど資料数を増やすことができた。地名表作成に関連した、出土鏡の基本文献の検索作業も、約5割ほど終了している。
研究論文の作成についても、奈良県の前期古墳出土鏡を中心とした内容の論文を構想中であり、来年度中には発表したいと考えている。
研究の中心である写真資料については、来年度中に個別遺物の解説等の執筆を終了して、できるだけ早い機会に図録として、公表したい。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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