7月下旬(7/27-7/31)に、高梁市立図書館所蔵文書のうちの板倉家関連資料の調査を行い、書誌カードを作成した。8月上旬・下旬 京都大学図書館・天理図書館・京都府立図書館における板倉家資料の調査京都周辺調査(8/8-8/12).(8/30-9/1)を行い、9月上旬(9/9-9/12)岡山池田文庫における板倉家資料の調査を行った。 11月初旬に予定していた西尾市長圓寺の調査は体調をこわし行うことが出来なかった。3月初旬に岡山池田文庫における板倉家資料の追加調査を行った。 この他に国文学研究資料館(史料館)所蔵板倉重俊氏寄贈文書、国会図書館・東京大学史料編纂所等に残存する板倉家資料の調査(予備調査判明点数52点)を随時行った。 本年度の中心的課題は、近世初頭京都所司代をつとめた、板倉家の果たした役割の再検討である。そのために備中松山藩に残された高梁市立図書館所蔵板倉家文書中の未整理分資料の調査研究・岡山県立図書館所蔵池田文庫の板倉資料の調査研究、さらに京都大学及び京都府歴史資料館に残存する京都所司代関係の調査を行ったが、滞在期間がいささか不十分なことと、予備調査で想定した資料よりもかなり多くの資料が残存しており調査は予想以上に難しかった。 次年度は完成年次であり、未だ不十分な板倉家の菩提寺西尾市長圓寺の未紹介資料・三重県亀山市立図書館所蔵板倉家関連資料の調査・栃木県鳥山町立図書館所蔵板倉家関連資料の調査等、板倉藩関連諸藩の地域に残存する資料の調査研究を行う事を予定している。
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