平成8年度における継続用の研究計画調書中の研究目的の欄で、「本研究の目的は、日本の大学におけるフランス語教育のためのCAI (Computer-Assisted Instruction)教材を開発することである。そのために日本でのフランス語教育に適合したソフトウェアーのあり方、種類、教授法などを研究し、デモンストレーション版として公開できる教育ソフト数点とその活用法に関する報告を完成させたい。」と述べた。 この目的は達成できたと考える。どのような研究をし、どのようなソフトを開発し、どのような活用をし、どのような成果を上げているか、これらのことを広くフランス語教育関係者に知ってもらうために以下のような活動を行った。 1論文 1)「コンピュータとフランス語教育(2)-インタラクティヴなテクスト講読-」、『視聴覚教育研究 10』、広島大学総合科学部、1996 2)「CALL用フランス語語彙学習ソフトの評価報告」、『視聴覚教育研究 11』、広島大学総合科学部、1997 2発表 1)「CALL教授法研究-読解力向上のためのCD-ROMとHyperCard-」、日本フランス語フランス文学会春季大会(早稲田大学)、1996年6月2日 2)"Multimedia et ordinateurs : les perspectives dans 1'enseignement futur du francais"、第9回国際フランス語教授連合世界大会(慶応義塾大学)、1996年8月30日 3)「フランス語教育とコンピューターCALLとは何か、CALLに何ができるのか」、日本フランス語フランス文学会秋季大会シンポジウム(名古屋外国語大学)、1996年11月1日
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