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今年度は現存最古のジャイナ・ラ-マ-ヤナたるマ-ハーラーシュトリ-語のヴィマラス-リ作パウマチャリヤの読解を進めた。このパウマチャリヤは、サンターサ作ヴァスデ-ヴァヒンディー等とともにマ-ハーラーシュトリ-語の古型をかなりよく留める作品であり、したがって語学資料としても重要である。
すでに全体の二分の一についてパウマチャリヤの構文・格の用法・時制・小辞などについての調査を終えることができた。同時に、この作品の叙述法や内容がサンスクリット語のヴァールミ-キ・ラ-マ-ヤナと大いに異なっていることを確認することもできた。
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