インドネシア語には標準語と多くの方言がある。東部インドネシア最大の都市ウジュンパンダンでは過去20年間に人口の増加(他地域からの流入)等、急速に変化している。このためウジュンパンダン方言はインドネシア諸語の影響をうは変容している。本研究は既に作成されているインドネシア語ウジュンパンダン方言の音声データ・ベースをもとに、母音に焦点をあて、ブギス語およびマッカサル語話者の発声した単語中の母語の音響分析を行ない、それらの音響的特徴を抽出し、両言語話者間の差を比較を行なった。また両言語話者の用いる基本語いについての調査より、音韻論、形態論、統語論の基本的な検討を行なった。
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