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1996 年度 実績報告書

言語地理学資料のデータベース化とその分析手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07610521
研究種目

基盤研究(C)

研究機関県立新潟女子短期大学

研究代表者

福嶋 秩子  県立新潟女子短期大学, 英文学科, 助教授 (80189935)

キーワードパーソナル コンピュータ / 言語地図 / 日本語方言 / イングランド方言 / Windows
研究概要

研究代表者は、昭和58年パソコンを利用した最初の言語地理学的データ処理システムSEALを開発、その後も機器の進歩に対応するためにシステムの改良を進めた。平成6年度までに、MS-DOS版BASICのコンパイラ版に移行し、バッチファイルをつくる。データファイルをエディタ-で読める形(CSV形式のテキストファイル)にするなど大幅な改定を進めた。この結果、Version4.3では、BASICを知らなくてもSEALを動かすことが可能となり、すでにテキストファイルとして入力済みのデータなどもSEALで分析することが可能になった。同時に、実際の方言データへの適用について研究した。これらを受けて、昨年度は、言語地理学資料および分析の経過・結果の全体を一つのデータベースとして構築していくために、フロッピィディスクを標準としたシステムから、容量の大きくなったハードディスクを活用したシステムへと移行し、周辺機器やソフトを整備した。
今年度は、WindowsでSEALを動かせるようにするために、Visual BasicによりSEALのプログラムを書き換える作業に本格的にとりくんだ。まだ完成していないが、基礎的な部分のプログラミングはほぼ終了した。既存のソフトとの連携が容易になる他、地図のカラー化やハンコの数に増加などのメリットがある。
また、方言学・言語地理学に関する文献を購入し、研究するとともに、実際の調査資料の入力・分析を進めた。ドイツのフィアエック教授に提供を受けたイングランド方言データをSEALを使って分析した論文は出版準備中である(Fukushima,Forthcoming)(Inoue and Fukushima,Forthcoming)。また、日本語方言資料(徳之島方言資料・出雲方言資料など)の入力と分析を継続して行った(福嶋、1997)。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 福嶋秩子: "複数の言語地図から見えてくるもの" 柴田武先生喜寿記念論文集『言語学林1996-1997』. 809-823 (1997)

  • [文献書誌] Fukushima,Chitsuko: "English Standardization in England : Based on the Morphological Data of CLAE" Computer Developed Linguistic Atlas of England 2 (Forthcoming).

  • [文献書誌] Inoue and Fukushima: "A Quantitative Approach to English Dialect Distribution : Analyses of CLAE Morphological Data" Computer Developed Linguistic Atlas of England 2 (Forthcoming).

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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