研究概要 |
インターネットの通信環境の整備をある程度完成したことで,海外のデータベースや研究者との連携が可能になった.海外の大学との連携を強める具体的な方法として,現地訪問という直接的な交流とともに,ネットワークを通じた交流がある.そのなかでも,有力なドイツ研究者,政治学者,歴史学者などの参加するメーリングリストやデータベースを通じた交流をおこなったり、海外の大学との間で、インターネットを使って占領研究に関する授業やセミナーを共催することで、相互の認識や到達段階を明確にすることが可能になる.占領研究の一次資料・二次資料のディジタル化については、サーバの容量および技術的な問題の点で小規模に原点せざるをえない。具体的な交流の成果は,サーバ機への蓄積およびその一部はホームページへのデータのリンクという形で公開されることになろう。現在はその編集方法の検討にかかっているところである。OS、アプリケーション、ブラウザ-の相違を超えたデータの公開・提示方法についていくつかの試みを行ってきた。今後はより望ましい実験方法の開拓に精力が注がれる。
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