リスク評価とリスク管理に関する比較経済分析

1996 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 07630003
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 酒井 泰弘 筑波大学, 社会科学系, 教授 (40093760)
• 研究分担者: 吉住 昭彦 帝京平成大学, 情報学部, 講師 (00230714)
• キーワード: リスク評価 / リスク管理 / 比較経済分析

研究概要

本研究の目的は、リスク評価とリスク管理の理論と実際のあり方に関して、比較経済学的な分析を行うことである。
本研究の研究期間は、平成7年度〜9年度の3年間である。本年度は、第2年次にあたるので、前年度の研究成果を踏まえて、一層の理論的展開と実証的研究を行うように努めた。さらに、リスク評価、管理に及ぼす国民文化的要素のインパクトを積極的に考慮した。
より具体的には、筑波大学で毎週一回ワークショップを開いたほか、生活経済学会(高千穂商科大学)、日本リスク研究学会(住友海上保険株式会社)など内外の学会で研究報告を行った。また、研究成果は、多くの学術書や学術論文の形で公表することができた。来年度は最終年度にあたるので本研究を完成させたいと思っている。

研究成果

• [文献書誌] 酒井 泰弘: "経済学におけるリスクと保険の考え方-古典を現代にどう生かすか" 保険学雑誌. 第556号. 1-22 (1996)
• [文献書誌] 酒井 泰弘: "Economic Analysis of Risk and Insurance :New Ideas from Daniel Bernoulli and Acklm Smith" 日本リスク研究学会誌. 第10巻第1号. 57-69 (1996)
• [文献書誌] 酒井 泰弘: "リスクマネジメントに関する経済的手法" 日本リスク研究学会誌. 第10巻第2号. 31-42 (1996)
• [文献書誌] 酒井 泰弘: "生活経済学の構想-マーシャルの伝統を現代に生かす" 筑波大学経済学論集. 第45号. 1-24 (1996)
• [文献書誌] 酒井 泰弘: "経済人とあるがままの人間-マーシャルを現代に生かす" 社会科学の新しいパラダイム. 56-71 (1996)
• [文献書誌] 酒井 泰弘: "William Greene on Sample Selection in Credit Scoring Models" Japan and the World Economy. 8. 33-39 (1996)
• [文献書誌] 酒井 泰弘: "リスクの経済学-情報と社会風土" 有斐閣, 236 (1996)
• [文献書誌] 酒井 泰弘(共著): "Crganization,Performance,and Eguity:Perspective on the Japanese Economty" Kluwer Academic Publishers, 251 (1996)