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1995 年度 実績報告書

移行経済諸国の分配と経済発展の相互関係-SAMによる分析-

研究課題

研究課題/領域番号 07630007
研究種目

一般研究(C)

研究機関横浜国立大学

研究代表者

中村 靖  横浜国立大学, 経済学部, 助教授 (60189066)

キーワード経済統計 / SAM / 移行経済 / ロシア / SNA / 国民経済計算
研究概要

本年度の進行状況
1.Social Accounting Matrixの基本原理についての研究を基本的に終了した。具体的成果としては、2つの基本的文書(英文)の日本語訳を作成した。
2.汎用表計算ソフトによりSAM用ソフトウェアの作成を試みたが、機能上の制約から断念した。その替わり、いくつかの数値計算用ソフトの評価をおこない、SAM作成にもっとも適するソフトウェアを確保するめどをつけた。
3.以上の2点にもとづき、SAMについての入門的解説を現在作成中である。これはまもなくディスカッションペ-パ-として発行する予定である。
4.1993年のロシアSNA統計データが比較的まとまって公表されたため、予定を一部変更し1993年ロシア経済マクロSAMの作成に着手した。これに応じてロシア経済統計についての研究を強化することとし、その最初の成果として、ロシアの金融部門統計(1995/7/14)、ロシアの資金循環(1996/1/26)について北海道大学スラブ研究センターで報告した。またロシアSAM作成の最初の成果についても、一橋大学(1996/3/2)で報告した。
5.日本経済SAMの作成は、データが多いためにかえって進行が遅くなっている面がある。現在、1990年に焦点を絞ってSAM作成の準備をおこなっている。
次年度の予定
次年度は2年間の研究計画の最終年であるので、これまでの成果をペ-パ-としてまとめることを最優先課題とし、そのために次のことをおこなう。
1.1993年以降のロシアSAMの作成を試みる。
2.少なくとも、1993年ロシア経済SAMと比較可能な日本経済SAMを作成する。
3.当初の予定通り、旧西独-旧東独SAMを作成する。旧東独地域の産業連関表の発表を遅れているため、研究計画期間中に大規模なSAMを作成できないかもしれないが、ロシアSAM程度の規模のSAM作成をめざす。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中村 靖: "移行経済における銀行部門の役割" 北海道大学スラブ研究センター領域研究報告輯. (近刊). (1996)

  • [文献書誌] 中村靖/木崎翠: "市場経済化と経済政策" 田代・萩原・金沢編『現代経済政策』(有斐閣). (近刊). (1996)

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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