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1996 年度 実績報告書

転換社債価格モデルとその実証

研究課題

研究課題/領域番号 07630021
研究機関一橋大学

研究代表者

刈屋 武昭  一橋大学, 経済研究所, 教授 (70092624)

研究分担者 津田 博史  ニッセイ基礎研究所, 金融研究部, 主任研究員
キーワード転換社債 / 転換社債CSMモデル / 転換社債TDMモデル / ブラック=ショールズの公式 / 割引関数 / 一般化最小2乗法 / 銘柄属性 / イールドカーブ
研究概要

前年度展開した転換社債価格変動モデルの実証化を行い、その有効性を確認した。モデルは転社CSM(cross-sectional market)モデルと転社TDM(time-dependent Markov)モデルからなる。データとして個別銘柄転換社債価格の月次系列(1989.4〜1996.3)を採用し、最初にCSMモデルを推定し、その残差の1期前の値をTDMモデルで用いる。転換権の評価においては、株価に幾何的ブラウン運動を用いるものの,価格間の相関構造を考慮し条件は期待値の評価ではモンテ・カルロ・シミュレーションを行う。結果は、標準誤差は多くの月で2円以下となり、これまでのモデルに比べてきわめて良好である。注意すべき点は,各月の標本数が40〜150であるのに対して、未知パラメータは6個にすぎず,モデルは変動構造を把握している点である。パラメータの時系列変動構造とt値の変動構造から多くの観察を行う。特に転換権の前にあるパラメータの変動が有意であることをみる。事前的属性としては、ク-ポンレートと満期期間をとるが、転換権の価値が大きいときは、ク-ポンレートのパラメータは有意とならないが、債券モデルとの比較上重要である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 刈屋武昭: "債券計量分析の基礎と応用" 東洋経済新報社, 185 (1995)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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