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1995 年度 実績報告書

ワイマ-ル・ナチス期ドイツ工作機械工業の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07630078
研究種目

一般研究(C)

研究機関大阪経済大学

研究代表者

幸田 亮一  大阪経済大学, 経営学部, 教授 (60153475)

キーワード機械工業 / 工作機械工業 / ドイツ経済史 / 技術革新 / 合理化運動
研究概要

1文献・史料収集
計画どおり、職場の夏期休業期を利用して訪欧し、各地の図書館や文書館を訪れ、史料を収集してきた.本研究の特色のひとつである国際比較という点から、ドイツだけでなく近隣諸国にも思いきって足をのばし、図書館だけでなく工業博物館を訪ね各種の工作機械を見学することにより、従来わが国ではほとんど知られていなかった新たな事実を知り、知見を広げることができた。
2意見交換
主にドイツの研究者と会って、最近の当該研究についての意見を交換できた。それにより、日本にいては分からなかった新しい研究動向を知ることができた。彼らと話す中で、このテーマに関しては歴史研究だけではだめで、一方、現代のドイツならびにEU,ひいては世界の工作機械工業の動向に注意を払っていかなければならないこと、他方で、現代のME技術革新と労働変化の問題についても認識を深める必要があることを確認した。
3史料解読・論文準備
収集した文献・史料の中で、第一次対戦後の混乱期からドイツ合理化運動期に関する分を検討し、当時のドイツ工作機械工業が直面した市場と技術問題の解明を進めている。同時に、2で述べたように、現代の工作機械工業の動向と労働変化に関する最近の研究書を読み、それとワイマ-ル期の合理化との類似点・相違点を考えている。これらの作業を通して、かなり明確に浮かびあがってきたワイマ-ル期ドイツ工作機械工業の姿を一連の論文で発表すべく準備を進めているところである。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2013-10-15  

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