日本の多国籍企業のアンケート調査から次のようなことが明らかになっている(製造企業の場合。) 1.中国に投資している企業が多い(全体の4分の3)。 2.1社あたりの中国製造現地法人は40社で、全海外製造現地法人の14%。 3.今後の海外生産の対象国としてはアセアンに次いで2番目に高く評価。 4.中国での現地生産の評価は、「問題はあるが予想の範囲内」の回答が一番多い(全体の4分の3)。 5.中国の投資魅力度は、中期(3年)的ならびに長期(10年)的のいずれにおいても、現在より良くなるとの回答が一番多い。 非製造企業の回答からは、次のようなことが明らかになっている。 1.中国に投資している企業が結構多い(全体の3分の2)。 2.1社あたりの中国現地法人は10.9社で、全体の19%を占める。 3.投資対象国としての魅力、中国での経営の評価、中国の将来な投資魅力度については、製造企業の場合とほぼ同様になっている。 日本企業の中国現地法人のアンケートの回答データから次のようなことが明らかになっている。 1.成功している現地法人が多い(全体の約3分の2)。 2.今後事業を拡大すると回答している現地法人が多い(全体の約4分の3)。 3.現地法人の最高経営責任者(総経理)には日本人が多い(全体の約4分の3)。 4.日本工場より中国工場がコスト競争力で勝っているところが多い(全体の約8割)。 5.日本人出向社員が現地で直面している問題点として言葉の問題を上げるところが多い(全体の約8割)。
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