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1996 年度 実績報告書

企業の衰退メカニズムの分析と再生化のための戦略

研究課題

研究課題/領域番号 07630112
研究機関京都産業大学

研究代表者

今口 忠政  京都産業大学, 経営学部, 教授 (40102941)

研究分担者 日夏 嘉寿雄  帝塚山大学, 経済学部, 助教授 (20258180)
柿野 欽吾  京都産業大学, 経済学部, 教授 (50097680)
安永 利啓  京都産業大学, 経営学部, 教授 (80230233)
柴 孝夫  京都産業大学, 経営学部, 教授 (00135641)
キーワード衰退 / 再生戦略 / 倒産確率
研究概要

本研究の目的は、現代の企業が直面している停滞や衰退の問題に焦点をあて、そのメカニズムを解明することによって、衰退類型に対応した再生化のための戦略的方策を提示することである。
そのため、1,文献の検討を通じた衰退の原因、メカニズムに関する仮説の検討、2,実際に衰退し倒産した企業の資料によるアルトマン・モデルおよびサブグレン・モデル(倒産予測モデル)の適用、3,それらのモデルの理論的妥当性の検証、4,わが国上場企業を対象にしたアンケート調査の実施、5,アンケート調査をもとにした衰退類型の分類、6,ザブグレン・モデルと衰退類型との整合性の検討、7,衰退類型に対応した再生化のための戦略的方策の提示、の手順を踏んで研究を進めてきた。
平成8年度は、企業の概況、沿革、業績、販売先、経営理念、経営戦略、事業認識、経営者、組織に関する160項目のアンケート(有効回答212社)を統計的に分析し、倒産確率の算出、倒産確率と経営要因との関連の分析、環境状況と自社状況に基づいた衰退類型の導出などの分析をもとに、衰退類型に対応した再生化のための戦略的方策を提示した。これらの実証分析によって、衰退の原因や衰退が進行するメカニズムの解明、類型に応じた再生化のための戦略という課題が達成され、現代の企業が直面している問題の解決に貢献できたと自負している。今後は、非上場企業にも研究範囲を拡げて、わが国企業が抱える問題点をさらに鮮明にしたいと考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 今口忠政: "「企業の衰退メカニズムの分析と再生化のための戦略」に関する調査" 京都産業大学「経済・経営論叢」. 31・3. 172-213 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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