研究課題
研究課題「代数多様体を中心にした多様体の研究について」は新しい知見が得られたが、代表者、分担者がそれぞれの分野の国内的国際的研究集会に参加して意見の交換、対話など一定の成果をあげた。具体的には、向井、可知はトポロジー研究集会、岸本、二宮、大塚が第二回日中環論シンポジウムに、浅田が非可換幾何学の研究集会(イタリア)に参加して一定の成果をあげた。これらはいづれ論文として学術雑誌に公表される予定であり、今後の進展の基盤となるものと思われる。1995年、1996年に発表された論文は、向井、可知のH-空間に関するもの、岸本のポーランド数学者ノヴイツキイと共著の体の微分像に関するものがある。複写、研究集会参加のための旅費の補助等に科研費は使用され極めて有効であり、数学の各分野からの多様体へのアプローチは一つの基盤固めができたものと評価し得るものである。
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