研究概要 |
本研究課題について,解析的及び幾何学的な考察の下で以下の成果を得た. リーマン空間内の領域上で,ヘルダー連続係数の拡散方程式に対する斜反射境界条件の下での基本解について考察し * それがパラメトリックス法で構成できること. * それが非斉次方程式の基本解にもなっていること.(すなわち,非斉次方程式の解の基本解を用いた積分表現定理) * この基本解が領域摂動の下である種の安定性をもっていること. を示した. 更に,確率論的な考察をも加えて次の結果も得た. * 非斉次方程式の解の確率論的な表現. * これらの表現定理から,領域の境界上の局所時間の分布についての解析的な表現も導かれること. 以上の結果は,日露確率論シンポジューム('95.7.26-7.30)および大阪大学におけるシンポジューム「PDE methods in Markov processes〕('96.1.5-1.7)での3回連続講演で公表し,それをまとめた論文1編を学会誌に投稿中である.更に,もう1編を投稿すべく準備中である.
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