• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

MHDダイナモ機構の研究-地球磁場の解明にむけて-

研究課題

研究課題/領域番号 07640532
研究種目

一般研究(C)

研究機関核融合科学研究所

研究代表者

木田 重雄  核融合科学研究所, 理論・シミュレーション研究センター, 教授 (70093234)

キーワードダイナモ / 熱対流
研究概要

回転する球殻内の熱対流運動による磁場の発達および維持機構を数値シミュレーションによって調べるのが本研究の目的である。熱対流運動や磁場の構造は、この力学系を特徴づける5つの無次元パラメター(レイリー数、テイラー数、レイノルズ数、プラントル数、磁気プラントル数、内外球の半径比)の値によって異なるが、本年度はこれらの値の特定の1組について場の構造を詳細に調べた。
速度場は、球の回転軸に平行な軸を持ち回転の向きが逆向きである強い渦管が交互に5対軸を取り巻くように配置する典型的な熱対流構造を示した。外球面に沿って出来るエクマン層の中のいわゆるエクマンパンピングの作用によって、球とは逆向きに回転する渦管の内部は渦に沿って伸張流になっている。また、この渦管の内部には、渦管に沿う強い磁力線の存在が観測された。本研究では、これが磁力線の伸張強化によって発生したものであることを変形速度テンソルの第1固有関数の解析から明らかにした。
結果の一部は、ダイナモ関係の研究会で発表しているが、本論文は現在作成中である。

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi