• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1995 年度 実績報告書

地殻変動データの耐雷伝送方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07640553
研究種目

一般研究(C)

研究機関名古屋大学

研究代表者

山内 常生  名古屋大学, 理学部, 助手 (80022713)

キーワード伸縮計 / 傾斜計 / マイコン / 無線伝送 / 耐雷性 / 20ビットA / D変換 / 16ビットA / D変換器
研究概要

伸縮計や傾斜計のアナログ信号をチャンネル毎にデジタルデータに変換する新しい実験を行った.この試験的観測を行うため電気部品やマイコン開発システムを購入した.デジタル化には16ビット精度のA/D変換器を使用したが,ソフトウエアにより20ビット相当のデジタル値を得ることに成功した.また,デジタル化したデータをシリアルデータに変換し,購入した無線ユニットにより観測坑道の入口までの無線伝送実験を行った。その結果,坑道が屈曲していなければデータを坑道入口まで伝送できることを確かめた.
この方法であれば地殻変動観測用のアンプとテレメーター装置との間を信号線で接続する必要がなくなる.このことは,信号線を介して進入する落雷による誘導で坑道内のアンプが故障することがなくなることを意味しており、連続性を要求される地殻変動観測にとって極めて重要な手法が開発できたことになる。今回購入した物品は,この実験を行う上で大いに役だった.ただし,地殻変動連続観測の場合,長期間の安定性が要求されるため,この方法による伝送実験をしばらく続け,開発したシステムが安定に作動することを確かめる必要がある.特に,落雷の多い季節の観測が今後の重要な課題である.

URL: 

公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi