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1996 年度 実績報告書

地殻変動データの耐雷伝送方式の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07640553
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋大学

研究代表者

山内 常生  名古屋大学, 理学部, 助手 (80022713)

キーワード無線伝送 / 耐雷性 / 20ビットA / D変換 / アンテナカップリング / データ送出部 / データ受信部
研究概要

平成7年度に開発したA/D変換器を改良し,20ビット相当のデジタル値を安定に得られるようにハードウェアを改良した。また,豊橋において,無線によるデータ伝送の実験を継続すると共に,東京大学地震研究所の小田原地殻変動観測点でも,無線によるデータ伝送を始めた.既設の観測システムによる結果と比較した結果,ハードウェア,ソフトウェアともにほぼ,予想どうりに作動し,良好なデータが得られている.これらの結果は,96年度の地震学会で発表した.
今年度,実験した伝送システムは,データ送出部とデータ受信部とを,同軸ケーブルで接続したもので,同軸ケーブルの中間をアンテナカップリングさせた方式である.このアンテナカップリングによる方式は,データ送出部とデータ受信部を完全に分離できるため,耐雷性がきわめて高い。
また、名古屋大学の稲武地殻変動観測点において,データ伝送する時間のみリレーで信号線を接続する新しい耐雷データ伝送方式の試みを始めた.現時点では,耐雷性のある実用的なデータ伝送方式にできるか不明である.引続き実験を継続し,新しい方式を確立したい。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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