研究概要 |
1.日本産の古生代魚類化石を総括し,デボン系から板皮類の1種の皮甲,石炭系から軟骨魚類の板鰓類2種,ペタロドゥス類2種,コクリオゥス類4種の菌,ペルム系から板鰓類10種,ペタロドゥス類5種,コクオリドゥス類4種,軟骨魚類1種の計20種の菌と歯と皮歯,総計29種に分類し,それらの復元を試みた(後藤ほか,1997). 2.大阪府貝塚市蕎原の和泉層群(白亜紀後期)から発見された軟骨魚鋼板鰓亜鋼のラブカChlamydoselachus sp. 3.熊本県天草郡竜岳町の姫浦層群(白亜紀後期)から発見された軟骨魚鋼板鰓亜鋼のラブカChlamydoselachus sp. 4.三浦市の三浦層群(中新世中期)産の軟骨魚鋼条鰭亜鋼のハリセンボンDiodon sp.の歯板化石について報告した(後藤ほか,1998). 5.現生の七骨魚鋼板鰓亜鋼のメガマウスザメMegachasma pelagiousの歯と皮小歯・粘膜小歯について,形態と組織構造について観察した(Yano,K.,et al.,1997;後藤,1997). 6.1993年8月にドイツで開催された古生代魚類に関するグロスシンポジウムと中生代魚類に関するシンポジウムへの参加報告をまとめた(後藤,1997a,b). 7.脊椎動物における歯と骨の起源と進化について,無顎類・サメ類・魚類・両生類・爬虫類・哺乳類・人類の各進化の段階を追って,総括した(後藤,1997c,d;後藤,1998).
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