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1995 年度 実績報告書

光導波分光法による界面現象の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07640798
研究種目

一般研究(C)

研究機関群馬大学

研究代表者

角田 欣一  群馬大学, 工学部, 教授 (30175468)

キーワードスラブ光導波路 / 可視吸収スペクトル / 吸着 / メチレンブルー / ロ-ダミン6B
研究概要

1.申請者らが、近年提案したガラス薄板スラブ光導波路を可視吸収スペクトル連続測定装置を試作した。本装置は、光源にはXeランプ、検出器にはCCD検出器(焦点距離10cmの分光器付)を用い、サブ秒の時間分解能で連続的な吸収スペクトルの測定が可能である。また、光源光の入射角を変化させることにより、エバネッセント波の強度や溶液中へのしみだし深さを調節することができる。導波路上にフローセルを構築することにより、溶液試料からの目的物質の導波路表面への吸着挙動を観察することが出来る。さらに、本装置では、導波路に垂直に透過光を導入することにより、セル内の溶液による吸収を同時にモニターすることが出来る。
2.メチレンブルーのガラス表面への吸着挙動の観察に、試作した装置を用い、装置性能の評価を試みた。その結果、ほぼ設計通りの性能が得られることが確認された。さらに偏光もほぼ維持されることがわかり偏光吸収スペクトルの測定が可能であることが分かった。また、メチレンブルーの吸着挙動に関して、導波路上に単量体および二量体で吸着する条件が明らかになった。
3.本装置をロ-ダミン6Bのガラス表面への吸着挙動の検討に応用した。本色素に関しては、SHG法によるガラス表面への吸着種についての検討が報告されており、本法との比較が可能である。その結果、ガラス表面へは単量体および二量体両者の吸着が示唆された。
4.ODS修飾ガラス薄板を作製した。今後、作製した導波路を吸着実験に使用する予定である。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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