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1996 年度 実績報告書

オスミウム錯体を用いるL-およびD-アミノ酸測定用微小酵素センサの試作

研究課題

研究課題/領域番号 07640810
研究機関徳島大学

研究代表者

本仲 純子  徳島大学, 工学部, 助教授 (40035811)

キーワードL-アミノ酸 / D-アミノ酸 / オスミウム錯体 / 超微小酵素センサ / 光学異性体
研究概要

当初に計画した通り、試作超微小酵素センサを用いてL-アミノ酸ならびにD-アミノ酸の定量法の確立および実際試料への適用を行った。
試作した超微小酵素センサは、超微小白金電極を王水に浸せきして直径30μmの超微小白金電極先端部の白金を2-4μm溶解した後、その空洞に多孔性カーボンペーストを充填した。なお多孔性カーボンはアセチレンブラックとテフロン乳濁液を用いて合成した1-10μmの孔径を持つカーボンペーストである。別に合成したオスミウム[Os(bpy)3](PF6)2を用いて、掃引速度20mV/sで200〜900mVの範囲で100回以上ロ-ディングさせた後に、L-アミノ酸オキシダーゼあるいはD-アミオ酸オキシダーゼを含んだ緩衝溶液に浸し吸着法により酵素を固定化させた。L-アミノ酸ならびにD-アミノ酸の定量に関する検討を行い、精度の良い定量法を確立した。また、D-アミノ酸中のL-アミノ酸の定量、L-アミノ酸中のD-アミノ酸の定量についての検討も行い、いずれも精度良く定量できた。また、実際試料への適用として、市販薬品数種類中のアミノ酸の定量法を検討した。最後に、成人尿中のアミノ酸の定量への超微小酵素センサの適用を試みたところ、良好な結果が得られ、試作したセンサが有用であることが明らかになった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Junko Motonaka: "Micro-enzyme sensors with osmium complex as mediator for L-and D-amino acids" Journal of Electroanalytical chemistry. 373. 75-81 (1994)

  • [文献書誌] Junko Motonaka: "Preparation and prepartes of micro enziyrce sensers for L-amino acid and D-amino acid" chemical Sensors II. 83-7. 763-770 (1993)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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