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1995 年度 実績報告書

花形態形成遺伝子による被子植物の花の起源と進化の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07640924
研究種目

一般研究(C)

研究機関千葉大学

研究代表者

伊藤 元巳  千葉大学, 理学部, 助教授 (00193524)

キーワードMADS-box / floral organ gene / Angiosperms
研究概要

本年度は原始的被子植物といわれている植物群の中からドクダミ(ドクダミ科),サラシナショウマ(キンポウゲ科),ヒツジグサ(スイレン科),コウホネ(スイレン科)の花のさまざまなステージをサンプリングし,各分類群においてRNAを抽出した.花形成遺伝子をRT-PCR法によりクローニングするために,既知の塩基配列を用いて保存的なアミノ酸配列であるMADS-boxを用いて増幅のためのプライマーを設計した.このプライマーにより3′RACE法により増幅されたDNA断片をプラスミドに組み込み目的のDNA断片をスクリーニングした.その後,DNA断片をRFLPによりタイピングし塩基配列を決定し,5′RACE法により上流域を増幅し,その塩基配列を基にして遺伝子の全領域のクローニングを行った。その結果,ドクダミ,サラシナショウマ,ヒツジグサ,コウホネでクラスCに属するシロイヌナズナのAG遺伝子の相同遺伝子を得ることができた.さらにヒツジグサではクラスBに属するPI遺伝子の相同遺伝子も得ている.また,それ以外の遺伝子も現在,スクリーニング中である.
クローニングできた遺伝子は全塩基配列の決定を行い,RT-PCRにより発現部位特異性の解析を行った。また,今回得られた塩基配列とすでに配列が決定されているMADS-box遺伝子をあわせて遺伝子系統樹を作成した。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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