研究概要 |
1.東京大学総合研究資料館の共同利用研究資料である日米混血児の身体計測追跡データを借用し,整理した.これらの資料は1950年から20年間にわたって,故須田昭義元東大教授を代表者とする研究班の班員によって収集された男217名,女159名,計376名の被験者の54項目に及ぶ身体計測データである. 2.本研究では各人の身長,上前腸骨棘高,体重,胸囲の成長曲線を解析することとし,全被験者のこれら4項目のデータを入力した.また,データチェック作業を完了した. 3.その中から,10年間以上成長を追跡できた男57名,女31名を抽出し,現在一人ひとりの上記4測定項目についてスプライン成長曲線モデル(一次データセット)を作成中である. 4.今後これらの成長曲線を解析し,思春期成長のtake-off, peakに関与する各種変数を求め,二次データセットを作成する.
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