研究概要 |
前年度に,1946-1970年に毎年収集された男217名,女159名の54項目の身体測定個人追跡データの原票を整理し,その中から身長,上前腸骨棘高(下肢長),体重,胸囲のデータ入力,およびそれらのチェック作業を完了した. 本年度は; 1.その中から10年間以上成長を追跡できた黒人系女子14名,同男子18名,白人系女子17名,同男子39名を抽出し,一人ひとりの上記4項目のスプライン平滑化成長曲線を描き,一次データセットを作成した. 2.そして個々のスプライン曲線上で,思春期成長スパートのtake-off,peak,velocity returnに関する各種変数を求め,二次データセットを作成した. 3.今後はこれら混血児の成長パターンの類型化を試みると共に,両親が同一遺伝集団(人種)に属する子どもの成長パターンと比較する. 本1997年6月29日・7月3日にPhiladelphiaで開催される第8回国際成長学会議で研究成果の一部を口頭発表する.
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