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1995 年度 実績報告書

微粒子の側方散乱ホログラム計測法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07650060
研究種目

一般研究(C)

研究機関神戸芸術工科大学

研究代表者

村上 昭年  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (70037696)

研究分担者 大内 克哉  神戸芸術工科大学, 芸術工学部, 助手 (70258177)
キーワード粒子計測 / 微粒子 / 粒子の側方光散乱 / ホログラム
研究概要

1.ミ-の散乱理論に基づいて側方散乱ホログラムのシミュレーションプログラムを完成させた。これは、粒径dと粒子散乱体から記録面までの距離Zおよびホログラムの大きさ(一辺L)を与えて干渉パターンを計算し、ディスプレー上に256階調の画像として出力させるものである。
2.この画像を、平成7年度補助金で購入したフィルムレコーダを用いて35mmフィルムに撮影記録して、ホログラムを作成することができた。L=200μmとして計算される画像のフィルム上のサイズは、一辺26.5mmとなり132倍に拡大されたホログラムが得られる。
3.予備実験として、粒径がd=3.0μmの粒子から、距離Z=50μm位置でのホログラムを作成し、He-Neレーザによる光学的再生実験を行い、次のような知見を得た。
1)再生後は、距離Zの(132^2=17424)倍、約87cmの位置で再生させることが分かった。
2)予、測再生位置近傍に再生される像は、粒子が小さいときは円形の光点を結像するが、3μm位に大きくなると1つの光点ではなく二つのスポットに分かれたり、粒子照射光方向の方向特性を示すようになる。
3)ただし計算結果をフィルムレコーダで撮影するとき、レコーダのテレビ走査の調整が正確でなく、真円が楕円状に歪んで撮影された場合、やはり点対象のスポットとはならない。
上記再生像の非対象性が、粒径による散乱方向特性の差異によるものかどうか確認するには、より詳細な研究が必要である。これらの知見は、平成7年度応相物理学会九州支部講演会(予講集p134)、第43回応用物理学関係連合講演会で発表している。

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公開日: 1997-02-26   更新日: 2016-04-21  

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