研究課題/領域番号 |
07650061
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
中村 健太郎 東京工業大学, 精密工学研究所, 助教授 (20242315)
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研究分担者 |
石井 孝明 東京工業大学, 精密工学研究所, 助手 (40262323)
上羽 貞行 東京工業大学, 精密工学研究所, 教授 (90016551)
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キーワード | ステッピングモータ / 超音波モータ / 定在波 / 節円 / 位置決め |
研究概要 |
本研究は、研究代表者らが提案している定在波振動の節を利用したステッピング超音波モータについて、新たに、節円を有する円盤振動子を用いることで、(1)ステ-タの強固な支持の実現、(2)ステップの微小化、(3)薄型化、(4)機械出力の増大、などをめざしている。 昨年度は、節円による振動を阻害しない強固な支持方法を実現した。 当該年度においては、 (1)ステ-タ・ロータの接触機構について実験的に検討し、 (2)ステ-タに接触するロータ突起部の幅によって位置決め精度が変化することを見いだした。 (3)突起部の幅がステ-タ振動の波長の1/4のときに位置決め精度が最も高くなることがわかった。 (4)この結果を応用して、従来よりもステップ角の小さい4.5°ステップのモータを試作し、繰り返し精度も向上させた。 (5)粗位置決めを低次モードで高速に行い、目標角度位置近傍では高次モードで精密な位置決めを行う運転方式を考案し、位置決め時間を従来の2/3に短縮した。 などの成果が得られた。 位置決め精度をさらに向上するためには、ステ-タ振動子の工作精度を高める必要があることが分かっが、その実施が今後の課題である。 一方、大きな機械出力を得るためには、さらに大きな振動振幅が必要であることがわかったので、それを実現するステ-タ構造を設計する必要がある。
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